自殺社員への「侮辱賞状」、「余興の域超えた」行為に会社が謝罪!?

写真 社会

青森県にある住宅建築の会社に営業社員として働いていた40代の会社員男性が、「侮辱した内容の賞状を渡される」などのパワーハラスメントが原因で自殺したとして遺族が損害賠償を求め青森地裁に提訴しました。

 

今回は「侮辱賞状」に対する会社の見解や自殺してしまった男性の真意について詳しく紹介していきます。

 

スポンサーリンク



 

事件の概要

写真

出典:テレ朝NEWS

 

4年前の2018年に青森県八戸市のある住宅会社「ハシモトホーム」で勤務していた40代の男性が自殺し、その原因が侮辱する内容の賞状を渡されるなどのパワハラだったとし、遺族が8000万円余りの損害賠償を青森地裁に求めました。

 

6月22日の番組の取材に対し、住宅会社は「パワハラがあった」事実を認めました。

 

一部匿名化していますが、「侮辱賞状」全文はこちらになります。

「症状第三位 ●● 殿貴方は、今まで大した成績を残さず、あーあって感じでしたが、ここ細菌は、前職の事務職で大成功した職歴を生かし、現在でも変わらず事務的営業を貫き悪気は無いがお客様にも機械的な対応にも関わらず、見事おったまげーの三位です。陰で努力し、あまり頑張ってない様に見えてやはり頑張ってない様ですが、機械的営業スタイルを今年も貫き、●●みたいな一発屋にならない様に日々努力して下さい。平成三十年一月二十三日ハシモトホーム ●●の会長 ●●」

出典:NHK

 

何とか頑張っていい結果を残しても、これだけの内容の賞状を渡されてしまっては精神的に辛くなっていしまいますよね。

 

他にも2015年に大手広告会社に新入社員として入社した当時24歳の女性が長時間労働が原因で自殺してしまった事案が発生してしまっているので、今回の件も会社側は重く受け止めなければいけないと思います。

 

大切な人がなくなってしまったので、遺族の方を思うと胸が痛みます。

 

スポンサーリンク



 

「侮辱賞状」を作ったのは誰?

写真

出典:テレ朝NEWS

6月22日に会社側がテレビの取材に「パワハラがあった」ことを認めたとありますが、実際に「侮辱賞状」を作ったのは誰だったのでしょうか

 

亡くなった男性の奥さんは次のように語っています。

 

「労基署の調査の結果、『症状』の文面を考えたのが誰か分かりました。日頃から『あほ』『ばか』と夫のことを叱責していた課長でした」

出典:テレ朝

 

常日頃から上司から乱暴な口調で叱責を受けていたようなので、何年も耐えていたのですね。

 

今のご時世でもこのようなパワハラをしてしまう上司がいるのは残念でならないです。

 

「侮辱賞状」に対する会社の見解

写真

出典:テレ朝NEWS

「侮辱賞状」に対して住宅会社「ハシモトホーム」の橋本社長はこのように述べています。

 

「10年ほど前から、年始行事の余興の一環として、営業成績上位の社員に渡していた。程度の差こそあれ、類似の内容だった」と説明した。

出典:朝日新聞DIGITAL

 

橋本社長は賞状の内容がこれほどひどい内容だったのを理解していたのでしょうか。

 

さらに橋本社長はこうも言っています。

 

「社内においてパワハラが発生し、結果として、大切な従業員の命が犠牲となりました」

出典:朝日新聞DIGITAL

 

パワハラが人の命を奪ってしまう大変な行為であることを深く考えてもらいたいですね。

 

スポンサーリンク



 

亡くなる前の男性の様子

亡くなった男性は日常的に上司からパワハラを受けていましたが、仕事に対する姿勢や亡くなる前の様子はどうだったのでしょうか。

 

亡くなった男性に関する弁護士と奥さんのやりとりになります

 

注文住宅の設計の際に、客から遊具設置のオーダーを受けるも、構造上の問題などを理由に上司は突っぱねたといいます。

板挟みにあった男性は、会社には黙って、顧客のためにおよそ8万円の遊具の材料を自腹で購入しました。

遺族の弁護士:「ちょくちょく、しんどいとか、愚痴は家庭内で聞いていたと」

見かねた妻は何回も「辞めたら?」と声を掛けましたが、男性は、こう答えたといいます。

男性:「家が完成して、お客さんに鍵を渡す時が一番うれしいから続けたい」

男性は会社を辞めることなく、働き続ける選択をしました。

遺族の弁護士:「入社して7年、努力されたと思うんですけど、亡くなる少し前、新規契約の受注件数が増えました」

亡くなった男性の妻:「夫の受注件数が増えたのは、急なことではなく、長年積み上げてきた努力やお客さんからの信頼が実った結果でした」

出典:テレ朝NEWS

 

侮辱賞状に書いてある内容と違い、とても努力家で結果にも繋がり始めていたようです。

 

仕事に対する意欲もあるので会社側は惜しい人材を失ってしまったのではないでしょうか。

 

スポンサーリンク



 

ネットの反応

今回のパワハラによる男性の自殺についてネットでは様々な意見が上がっています。

 

 

 

 

やはり会社や上司に対する意見が多く寄せられていました。

 

今後このような事件が一件でも多くなくなるように改善されて行ってほしいですね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました