新潟県上越市の春日山城跡で毎年行われている謙信公祭(けんしんこうさい)。
NHKの大河ドラマ『風林火山』の放送に併せて、上杉謙信公役を務めたGACKTさんが謙信公役として参加してから戦国ファンからも注目を浴びる祭りになりました。
今回は2023年謙信公祭の開催場所や日程、混雑状況などについて紹介していきます。
謙信公祭とは?
謙信公祭とは、1926年9月に新潟県の高田市、直江津市、春日村(現在の新潟県上越市)のそれぞれの青年団が主催となって始められた祭りのことです。
新潟県出身の上杉謙信が戦国時代に越後国(現新潟県)などの北陸地方を統治し後世にも伝わる戦績を残したことから、武勇と遺徳を偲んで開催されたと言われています。
上杉謙信は生涯で少なくとも70回ほどは合戦を行っており、あまりの勝率の高さから謙信の姿を見るだけで敵が逃げ出してしまうと言われるほど恐れられていた存在でした。
幾多もの戦いの中で特に川中島の戦いは激闘で、謙信は武田信玄と12年間で5回も戦っております。
しかし、謙信は利益のために戦うのではなく、助けを求める者のために力を貸して人助けをするといった一面もあり、親しみのある武将としても知られています。
謙信の戦績や人柄を知っていくとこれだけ大きな祭りが開催されるのも納得ですね。
謙信公祭の見どころ
謙信公祭の見どころと言ったら「出陣行列」と「川中島合戦の再現」の2つになります。
2019年に行われた「出陣行列」では公募により集まった400人もの武士が、鎧兜を身にまとい新潟県上越市の春日山交差点を行進しました。
出陣行列に参加した方たちの表情は真剣そのもので、上杉軍と武田軍の武将や家臣の姿がとてもリアルです。
まるで本当に戦国時代にいるかのように錯覚してしまいます。
そして「川中島の合戦の再現」は出陣行列が終わった後に行われます。
暗がりに光る炎に照らされた騎馬が颯爽と駆け回り合戦を再現する姿は大迫力で見ごたえ抜群です。
今年開催されるのであれば大変楽しみな催しになることは間違いなしです。
謙信公祭の日程や開催場所について
2023年の日程は確実にはまだ分っておりませんが、2019年時の日程等を下記に記載したので参考にされてみてください。
※なお2021年の謙信公祭の「献納米合戦」、「大民踊流し」、「出陣行列・川中島決戦の再現」などの催しは中止となっていました。
2019年謙信公祭 | |
日程 | 2019年8月23日(金)<前夜祭>
2019年8月24日(土)~8月25日(日) |
時間 | 8月23日:18時30分~20時00分
8月24分:7時10分~20時45分 8月25日:7時20分~20時00分 |
開催場所 | 春日山城跡・春日山城史跡広場など |
住所 | 新潟県上越市大字大豆 |
マップ | |
お問い合わせ | 観光交流推進課 025‐526‐5111 |
謙信公祭へのアクセスや駐車場関係
JR信越本線、えちごトキめき鉄道・妙高はねうまライン「春日山駅」で降車し、徒歩20分前後
※春日山駅から各会場に向かうシャトルバスも運行予定
駐車場については会場周辺にはないのと、お祭りの催しのスケジュールに合わせて交通規制がかかり交通渋滞が発生する可能性があるため公共交通機関の利用がオススメです。
混雑具合について
謙信公祭は2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」が放送されたことにより人気に火が付きました。
上杉謙信役を演じたGACKTさんは2007年~2015年までの間ゲスト出演しており、その影響もあってか、毎年20万人規模の来場者が訪れるような大きな祭りになりました。
GACKTさんのゲスト出演は北陸新幹線開業90回目の2015年に合わせて一区切りという形になりましたが毎年大きな盛り上がりを見せていました。
メインのお祭りは土日に行われるので催しがある時間帯はかなりの込み具合が予想されます。
前夜祭も行われますが、中止になる催しもあるかもしれないので、お祭り当日までにチェックが必要です。
まとめ
今回は新潟県上越市で行われている謙信公祭について紹介しました。
2022年はまだ「出陣行列」や「川中島の合戦の再現」などの催しが行われるか分かりませんが、もし行われるようであれば、大迫力で盛り上がること間違いなしなのでぜひ足を運んでみてください。
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