滋賀県大津市で行われている大津祭り。
例年10月に行われていて、国の重要無形民俗文化財の1つにも数えられている由緒と歴史ある祭りになっています。
今回は大津祭りの日程やアクセスの他、会場周辺の駐車場や見どころまで紹介していきます。
大津祭りとは?
大津祭りは例年、体育の日の前日と前々日に行われている祭りで、祭りの約1週間前には「山建て」という行事も行われています。
大津祭りは、慶長年間(1596年~1615年)の間に鍛冶屋町の塩売治兵衛が狸の面を被って踊ったのが始まりだと言われています。
少なくとも400年以上は続いている祭りということですね。
現在の大津祭りで有名なのは「曳山」と呼ばれる山車なのですが、大津祭りが始まって間もないころから曳山の原型は形作られていました。
というのも元和8年(1622年)の頃には治兵衛が老いにより踊れなくなってしまい、その代わりに腹鼓を打つ狸のからくりを乗せたり、寛永12年(1635年)には屋台に地玉をつけて子供たちに曳かせたりと趣向を凝らした運営で継承されてきました。
それ以降も約150年ほど時間をかけて狸山を皮切りとした14基の曳山が作られていき、現在に至ります。
ちなみに現在の曳山はこちらになります。
西行桜狸山。大津祭りの曳山観れました♪ pic.twitter.com/uqusANuSLl
— さうび (@mme_hardy000) October 13, 2019
そして、2016年には国の重要無形民俗文化財になるまで発展し、歴史と由緒ある滋賀県を代表する祭りの1つになりました。
大津祭りの見どころは?
大津祭りの見どころといえば、やはり数百年もの間継承され続けてきた「曳山」と「からくり」ですね。
朝から夕方にかけ1日がかりで行われる本祭では、13基もの曳山が勢ぞろいする姿を朝から見ることが出来ます。
天孫神社前に朝日に照らされる13基もの曳山の光景はとても神秘的で見応えがあります。
また、曳山の本祭の巡行路にはシャッターチャンスがあります。
本祭の巡行路の途中には「電車道」と呼ばれる京阪電車と並んで進行するスポットがあり、曳山と電車の共演は圧巻です。
大津祭りでの曳山(山車)と路面区間の京津線との並び。20分ヘッドになってシャッターチャンスが限られるのが厳しい(特に曳山の方向転換が無い午後)ので去年までの15分ヘッド時代に行っておくべきだった…。それでも水色の電車が現役の内にこの光景を生で見れて良かったです pic.twitter.com/BY8x0lRt4c
— あずたけ🎃 (@Azuma_Takeshi) October 8, 2018
本祭でしか見ることのできない景色がいくつもあるので、気になる方はぜひ会場に足を運んでみてください。
大津祭りにはもう一つの見どころ、それは「宵宮(よみや)」と呼ばれています。
昨日の大津祭り宵宮の写真。今年の人出は大変多かったような。雨が上がってよかった。 pic.twitter.com/Rer04ZrBHc
— 絹の座布団(きぬざぶ) (@kinuzabu) October 6, 2018
説明する順番が逆になってしまいましたが、宵宮は大津祭りの前夜祭として行われる行事になります。
曳山に提灯が飾り付けられており、夕方の暗くなってきたころに明かりが灯され本祭とは違った雰囲気を楽しむことが出来ます。
ただ景色を楽しむだけでなく、囃子の笛や太鼓、鉦の音色とともに贅沢な時間を過ごすことが出来ます。
今年は3年ぶりの開催となるので例年以上に盛り上がりたいですね。
大津祭りの日程や開催場所
滋賀県大津市 大津祭り | |
日程 | 2022年10月2日(山建)
10月8日(土) 10月9日(日) |
開催場所 | 天孫神社やJR大津駅周辺など |
住所 | 滋賀県大津市京町3-3-36 |
マップ | |
お問い合わせ | 特定非営利活動法人大津祭曳山連盟
電話番号:077-525-0505 |
公式サイト | http://www.otsu-matsuri.jp |
会場へのアクセス
車利用
●名神高速道路大津ICから車で約5分ほど
電車利用
●JR大津駅から徒歩5分以内
●京阪石山坂本線「島ノ関駅」から徒歩10分以内
駐車場関係について
大津祭りの駐車場関係についても紹介していきます。
大津祭りでは祭り期間中、臨時の駐車場などの用意はされていないため、会場周辺の駐車場に停める必要があります。
そのため、比較的収容数の多い駐車場をいくつか紹介していきたいと思います。
①大津市浜大津公共駐車場 | |
住所 | 大津市浜大津1-3-32 |
マップ | |
収容台数 | 247台 |
使用料金 | 最初の30分無料 以降30分150円
当日最大750円 |
②大津港駐車場 | |
住所 | 大津市浜大津五丁目2-29 |
マップ | |
収容台数 | 151台 |
使用料金 | 30分150円 |
③明日都浜大津公共駐車場 | |
住所 | 滋賀県大津市浜大津4丁目1−1 |
マップ | |
収容台数 | 349台 |
使用料金 | 最初の30分無料 以降30分150円
当日最大750円 |
もし満車になるのを気にせず余裕をもって行きたいという方は、事前に近くのコインパークを予約するのが良いかと思います。
目的地についても満車を気にせず事前予約できるオススメサイトがこちら↓
交通規制について
大津祭りでは例年祭り期間中に交通規制がかけられます。
下記の内容は2019年の情報になりますが、参考にされてみてください。
曳山は朝9時から夕方6時くらいまで行われるため、車で来られる方は十分にご注意ください。
また、宵宮と本祭でも交通規制内容が異なるので予めご確認ください。
屋台について
祭りにとって欠かせないのは屋台ですよね。
大津祭りでは祭り期間中に屋台が出店されます。
出店されるエリアは主に天孫神社に多くの屋台が出されます。
過去の祭りの営業時間については宵宮が午後3時頃から午後9時頃、本祭が午前中から16時過ぎ頃までとなっています。
また、大津祭り会場にも近い琵琶湖畔エリアでは「滋賀 食の祭典」というグルメイベントも行われていて、30~40ものグルメブースを堪能することが出来ます。
なお、「滋賀 食の祭典」の屋台の営業時間は宵宮が午前11時頃~午後9時頃、本祭は午前11時頃から午後6時30分頃までとなります。
イベントのみならず大津祭りのグルメも楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は滋賀県大津市で行われている大津祭りについて紹介しました。
400年近くもの歴史ある祭りで、伝統ある曳山はとても圧巻で直接見てもらいたいですね。
ぜひこれを機に会場に足を運んでみてください。
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