愛知県津島市で毎年行われている尾張津島天王祭。
江戸時代から続いている伝統的な祭りで「日本三大川祭」よばれている規模の大きな祭りになります。
今回は2023年の尾張津島天王祭の日程や会場へのアクセス、周辺駐車場、見どころなどを紹介していきます。
尾張津島天王祭とは?
尾張津島天王祭は津島神社の祭祀として室町時代から600年近く続いているとされる伝統的な祭りです。
大阪天満宮の「天神祭」、厳島神社の「管弦祭」とともに「日本三大川祭」と呼ばれていて、あの織田信長や豊臣秀吉にも親しまれていたと言われています。
歴史ある祭りと称されますが、実は始まった年代は祭りに関する確かな史料がなく、はっきりとは分かっておりません。
現存の史料としてあるのは「大祭笩場車記録」というものがあり、1522年(大永2年)から車楽舟の置物人形などが記されており、15~16世紀には始まっていたと予想できるので600年近くの歴史があると言われています。
祭りとしては全国の各地の夏祭りの中でも飛びぬけて華やかで見ごたえのある祭りと言われています。
尾張津島天王祭の見どころ
尾張津島天王祭は例年7月の第4土曜日とその翌日に行われていて、それぞれ「宵祭」と「朝祭」に分かれています。
尾張津島天王祭は舟の山車行事という特徴があり、朝祭は市江車という旧市江村から出る「車楽(だんじり)」と呼ばれる祭舟を先頭に能人形が飾り付けられた5艘の船で天王川をのぼるものになります。
なんといっても祭り初日の夜に行われる宵祭が見どころであり、尾張津島天王祭が全国の夏祭りの中でも華やかと言われる由縁になっています。
宵祭は祭舟に半球状に400個ほどの提灯が飾られており、舟の中心部の真柱には12個~13個の提灯を掲げたまきわら船たちが天王川を神秘的な夜の世界へと変化させます。
先の話ですが、ご案内いたします。
日本三大川まつりのひとつに数えられる「尾張津島天王祭」。津島神社の祭礼として600年近くの伝統を誇り、全国の数ある夏まつりの中でも最も華麗と言われています。
現在は7月の第4土曜日とその翌日に開催されています。
皆様是非お越しください。
#尾張松下村塾 pic.twitter.com/fl6tf4K081— 中瀬 ひろゆき (@nakasehiroyuki1) April 24, 2018
コロナ禍前の本来の祭りでは宵祭で花火も打つ上げられていて、その幻想的な風景に思わず心を奪われてしまう方も少なくなかったと思われます。
尾張津島天王祭の日程や開催場所
愛知県津島市 尾張津島天王祭 | |
日程 | 7月23日(土)・24日(日) |
時間 | 宵祭:18時00分~ 朝祭:8時20分~ |
開催場所 | 津島神社、天王川公園 |
住所 | 愛知県津島市瑠璃小路町1丁目(天王川公園) |
マップ | |
お問い合わせ | 津島神社 TEL 0567‐26-3216 |
イベントスケジュール
2022年の尾張津島天王祭は例年と違った形で開催されるようですが、過去の祭りのスケジュールを参考にしてみてください
時間 | イベント | |
2019年7月27日(土) 宵祭 | ||
10時00分~ | 神輿渡御 | |
18時00分~ | 花火 | |
18時30分~ | 提灯灯火 | |
19時45分~ | 迎え | |
20時15分~ | 出船 | |
21時00分~ | 御旅所到着 | |
2019年7月27日(土) 朝祭 | ||
9時10分~ | 迎え | |
9時30分~ | 出船 | |
9時50分~ | 鉾持飛び込み | |
10時15分~ | 稚児上陸・御旅所到着 | |
10時30分~ | 神輿還御祭 | |
11時30分~ | 稚児の神前奏楽 |
残念ながら2022年の天王川公園での水上イベント・花火・露店・桟敷などは中止となってしまったようです。
宵祭では天王川公園の車河戸において、5艘のまきわら舟に飾り付けを行い2艘の舟を丸池に出船させる予定とのこと。
朝祭に関しては5艘の舟を朝祭仕様に飾り付けし直し、市江車を追加しますが丸池への出船はしません。
天王通りでのおもてなしイベントは津島神社の敷地内で行われるとのことです。
おもてなしイベントとは尾張津島天王祭初日に天王通りで行われる路上パフォーマンスのことです。
時間は17時から19時30分にかけて行われていましたが、そのおもてなしイベントを今回は津島神社の敷地内での開催に変更するようです。
尾張津島天王祭のアクセス
車利用
・東名阪自動車道「弥富IC」で約15分
・東海北陸道「尾西IC」で約35分
電車利用
・名鉄「津島駅」下車後、徒歩約20分
尾張津島天王祭の周辺駐車場
尾張津島天王祭では臨時駐車場としていくつかの公共施設が無料開放してくれています。
尾張津島天王祭での来場者数は約20万人と言われているので、車で当日向かわれる方は早めに来ることをオススメします。
今から駐車場を紹介していきます。
①津島市文化会館 | |
住所 | 愛知県津島市藤浪町3丁目89-10 |
マップ | |
開放時間 | 17時00分~ |
収容台数 | 地上182台・地下56台(計238台) |
会場までの距離 | 約1.1km |
②津島市立西小学校 | |
住所 | 愛知県津島市大和町1丁目14 |
マップ | |
開放時間 | 13時00分~ |
収容台数 | 不明 |
会場までの距離 | 約600m |
③津島市立図書館 | |
住所 | 愛知県津島市老松町1−1 |
マップ | |
開放時間 | 16時00分~ |
収容台数 | 不明 |
会場までの距離 | 約400m |
④津島市立南小学校 | |
住所 | 愛知県津島市常盤町4丁目20 |
マップ | |
開放時間 | 17時00分~ |
収容台数 | 不明 |
会場までの距離 | 約700m |
⑤津島市役所 | |
住所 | 愛知県津島市立込町2丁目21 |
マップ | |
開放時間 | 18時00分 |
収容台数 | 不明 |
会場までの距離 | 約2.3km |
⑥愛知県海部総合庁舎 | |
住所 | 愛知県津島市西柳原町1丁目14 |
マップ | |
開放時間 | 18時00分~ |
収容台数 | 不明 |
会場までの距離 | 約1.0km |
※尾張津島天王祭1日目の宵祭は18時から行われるので17時より前に解放されている駐車場を利用するのをオススメします。
交通規制について
例年通りの尾張津島天王祭でしたら天王通りや天王川公園周辺で車両通行止めや交通規制がかけられていました。
今年は例年と開催の内容が異なっていますが、過去の交通規制がどのようなものだったのか載せておきます。
尾張津島天王祭 交通規制 | |
場所 | 時間 |
天王通り | 17時00分~22時30分 |
天王川公園周辺 | 18時00分~22時30分 |
津島駅前 | 21時00分~22時30分 |
やはり交通規制がかけられてしまうことを考えると公共交通機関を利用するのがいいかもしれませんね
まとめ
今回は愛知県津島市で行われている尾張津島天王祭についてご紹介しました。
2022年は規模を縮小しての開催となってしまいましたが、来年以降は今まで通り開催されることを祈っています。
ぜひこの機会に見どころである宵祭のまきわら舟を見に足を運んでみてください。
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