三重県津市で行われている津まつり。
毎年10月に行われていて、約400年もの歴史と伝統のある祭りで郷土芸能などが有名です。
今回は津まつりの日程やアクセス、駐車場などの基本情報や見どころを紹介したいと思います。
津まつりの歴史
津まつりは元々「八幡神社祭礼」と呼ばれる歴史と伝統のある祭りで、寛永年間に始まり約400年もの間継続されてきました。
伊勢津藩の第2代藩主である藤堂高次は、寛永9年(1632年)になると千歳山(現在の垂水)の八幡宮を現在の地に移し、新しく社殿を建てられました。そして、このとき移された八幡宮は津の町の総氏神になることが決まり、奉仕のために八幡町が新設されました。
寛永12年(1635年)には、毎年の祭礼が恒例化されるようにと、藤堂高次は八幡宮に銀10貫目を寄付しています。これは、町人に貸し出されることになり、その利息金を祭礼の費用にあてるようにしました。
藩主とはいえ、祭礼のために銀10貫目を容易く寄付できるのは経済力がありますね。
このように、津まつりの400年もの歴史の背景には当初から藩が貢献していたのが大きく、それにより保護することが出来ていたため、盛大に行われるようになりました。
各町は競って趣向をこらし、華やかな山車や行列を繰り出すことが出来ました。
津まつりは現在10月に行われていますが、かつては8月に神輿が駆り出され7日間にわたって行われていました。
江戸時代に参加していた群衆の人数は総勢1,750人もいたと言われていて、豪華な衣装を身にまとったり作り物も派手で、かなりの盛り上がりを見せていました。
しかし、明治時代には政府の神仏分離令や廃仏毀釈などにより一時衰退もありました。
その後も第二次世界大戦で中止になったり祭り存続が危ぶまれる時期もありましたが、昭和43年以降は「津まつり」として、10月9日~11日の3日間に行われるようになり、大名行列や市民総おどりなどが新たな催しも加わりました。
かなりざっくりとした説明になりましたが、時代の流れとともに津まつりも変化して継承されていったのですね。
津まつりの見どころは?
毎年10月に行われている津まつり。
津まつりの見どころといったら、370年もの間継続されてきた「唐人おどり」ですね。
中部国際空港セントレアで、津まつりをP Rしてきました!
津の伝統芸能 唐人おどりを披露!
セントレアから津は、高速船を使うと40分です!10月6日7日の
津まつりに、ぜひお越しください!#津#津まつり#唐人踊り#唐人 pic.twitter.com/HKUcuQTKRR— 津まつり【三重県津市】 (@tsumatsuri) September 24, 2018
特徴的な唐人衣装を身にまとい、クセのある仮面を集団が独創的なおどりを披露していきます。
一説には「朝鮮通信使」を模したと伝えられており、三重県の無形文化財にも数えられている貴重なものですね。
2020年、2021年は残念ながらオンラインでの開催となってしまいましたが、今年は例年通りの開催となって欲しいですね。
唐人おどり以外にも気迫ある鎧武者が市中を練り歩く高虎時代行列やしゃご馬、高虎太鼓などの評判も高く、多くの祭り参加者から愛されている行事になります。
実際に参加して行事を見るのが一番魅力が伝わるかと思うので、これを機にぜひ津まつりの会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
津まつりの日程や開催場所について
三重県津市 津まつり | |
日程 | 2022年10月8日(土)・10月9日(日) |
開催場所 | お城西公園周辺・フェニックス通り周辺地 |
住所 | 三重県津市西丸之内23-1 |
マップ | |
お問い合わせ | 津まつり実行委員会事務局 TEL:059‐229‐3234 |
公式サイト | https://tsumatsuri.info/ |
津まつりの評判は?
津まつりの評判をネットで調べてみました。
津市の中心部で10月に開催される津祭り。
県内外から多数のチームが参加し優勝めざして演舞する安濃津よさこいや大パレードでは和船山車や伝統芸濃の唐人踊り、しゃご馬等が練り歩きます。和船山車の「安濃津丸」には毎年有名な女優さんたちが乗って手を振ってくれます。が、
メインはやはりカラフルな衣装を着てカッコよく踊る「よさこい」だと思います。
一度観て下さい。やる気をもらえますよ。
三重県津市で毎年10月に行われる「津まつり」 毎年たくさんの人で賑わうお祭りです♪ 津まつりの目玉は、 なんといってもディズニーパレード!!! 三重県でミッキーやミニーが見られるなんて、 本当に驚きですよね(^^)
毎年10月は年に一回の津市のお祭り、津まつりがあります。 唐人踊りやお神輿、出店などで賑わいます。 県外からもお客様がいらっしゃる大きなお祭りです。 活気のある雰囲気が私も大好きで毎年参加しています。
津まつりは1年に1度の大きな祭りで、出店やよさこいなど楽しいイベント盛りだくさんです。特にラストのよさこいはこれでもかというくらい迫力満点です。ぜひ一度行ってみて欲しいまつりのひとつですね。
津まつりへのアクセス
車利用
●伊勢自動車道津IC利用でメッセウイングみえを目指した後、シャトルバスで約10分ほど
電車利用
●近鉄「津新町駅」から徒歩10分
●JR紀勢本線・近鉄「津駅」からバス「三重会館」ですぐ
津まつりの駐車場関係
津まつりの駐車場関係についてもお伝えしていきます。
津まつりの開催期間中は駐車場が大変込み合うため、できれば公共交通機関を利用するのがオススメです。
それでも車を利用したいという方のためにいくつか駐車場を紹介したいと思います。
①メッセウイングみえ(サオリーナ) | |
住所 | 三重県津市北河路町19-1 |
マップ | |
収容台数 | 1,848台 |
使用料金 | 無料? |
利用時間 | 利用時間9時00分~22時00分 |
②津市営フェニックス通り駐車場 | |
住所 | 三重県津市大門7‐32 |
マップ | |
収容台数 | 161台(思いやり駐車スペース5台) |
使用料金 | 最初の30分無料 その後30分100円 |
利用時間 | 7時00分~23時00分 |
③お城東駐車場 | |
住所 | 三重県津市丸之内32‐28 |
マップ | |
収容台数 | 179台 |
使用料金 | 30分まで100円 その後15時間まで30分50円 |
利用時間 | 7時00分~22時00分 |
もし満車になるのを気にせず余裕をもって行きたいという方は、事前に近くのコインパークを予約するのが良いかと思います。
目的地についても満車を気にせず事前予約できるオススメサイトがこちら↓
屋台情報について
津まつりの屋台情報についても紹介します。
津まつりでは例年屋台の出店が200店以上もありました。
今年は例年とは状況が違うので内容がやや異なるかもしれませんが、参考にされてみてください。
津まつりの会場は広く、エリアごとに屋台が出店されていたので色んなとこを巡りたいという方は、お城西公園から観音公園を目指して進んでいくといい具合に回れると思います。
営業時間の目安としては10時00分頃から祭りの終了時刻頃まで営業しているお店はあります。
また、屋台のグルメの内容としてはお城西公園では地元の方からよく知られる特色あるメニューもあれば、観音公園では「PARTY IN THE PARK」という名の世界各国の料理が楽しめるブースも用意されていて食べ応えがあります。
祭りに欠かせない焼きそばやお好み焼き、じゃがバター、フランクフルトはもちろんブラックカレーや肉巻きおにぎり、ラーメン、いかめしなどのB級グルメも出店されていました。
デザートの分野でもスムージーやけずりイチゴなどほかの祭りではあまり見かけないような屋台も津まつりでは楽しめるのがいいところですね。
数年ぶりの開催で屋台関係もどうなるか分かりませんが、例年通りの開催を期待したいですね。
まとめ
今回は三重県津市で行われている津まつりを紹介しました。
約400年近い伝統ある祭りですが現代でも多くの方から愛される素晴らしい祭りです。
今年の開催は決定しているので、これを機に会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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